校長 大野 芳樹

細溝典彦校長先生の後任として、4月に松蔭高校に着任いたしました校長の大野芳樹です。いつも本校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

松蔭高校は、今年度創立77年目を迎える名古屋市内でも有数の歴史を誇る伝統校です。『部活動の盛んな進学校』として、「確かな学力を備え、明朗闊達で、多様な人々と協働して学ぶことができる品位ある人間の育成」に努めています。名古屋西部は信長、秀吉を筆頭に、前田利家、加藤清正など、数々の戦国大名の出身地です。彼らは武芸だけでなく学問や文化にも精通し、後の時代を自らの手で切り開いていきました。本校も名古屋西部の伝統校として文武両道を実践し、「社会に出てからもたくましく生きる人間」を送り出しています。

また、本校のサッカー部、ハンドボール部、陸上部、和太鼓部、書道部は全国大会出場経験を持つ伝統ある部です。男子サッカー部、女子サッカー部、男子ハンドボール部、男子ソフトテニス部、女子テニス部、体操部(男女)、陸上部、将棋部など、どの部もお互いに切磋琢磨して全国大会を目標に頑張っています。

学習面においても、進路実現に向けて、授業後に教室や図書館に残って黙々と勉強に励んでいる姿が見られます。毎年国公立大学や有名私大に多くの合格者を出しています。このように松蔭高校は活気あふれる学校です。

本校の校名は学制改革により、昭和23年に中川高等学校と惟信高等学校が、統合されたときに命名されました。両校の間には松葉公園・松蔭公園があり、佐屋街道にも当時松並木が残っていたのでそこから「松」の文字をとり、さらに木の陰で静かに学ぶ教育の場という願いをこめた「蔭」の文字を合わせ、「松蔭」と名付けられました。

 さて、4月6日の入学式には、新入生360名を迎え、本年度がスタートしました。入学式では、新入生に次のこと話をしました。

 本校の校訓は「磨く・拓く・翔く」です。

「磨く」とは、「努力して学問や芸をますます上達させる」ことです。「洗練された状態に持っていく」という意味もあります。勉強や部活動、生徒会活動など、自分を向上させるものに努力を惜しまず取り組んでください。人からの指示を待つのではなく、自分で考え、自分自身を律し、鍛え、心身共に洗練された人間になってください。

「拓く」という字は「開拓」の「拓」です。文字通り、「障害物を取り除いて自分の道を切り拓く」ことです。障害物となるものは人によって異なるでしょう。それを取り除ける、あるいは越えられる知恵と強さを身につけていってほしいと思います。
 「翔く」とは、「実力をつけて広い社会に出ていく」ことです。現状に満足するのではなく、新しいことに挑戦することが「未来に翔く」ことにつながります。今までできなかったことや新たに始めたいことがあれば、ぜひチャレンジしてください。
これまで育ててくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、地道な努力を積み重ねていくことを、みなさんに期待しています。   
 また、始業式では、全校生徒に3つのことを話をしました。 1つは、今日から始まる新しいクラス、この新しいクラスを大切にしてほしいということです。40人近くいるクラスメートには、一人として同じ人はいません。それぞれに顔が違うように生い立ちも違い、だから考え方や関心も違います。同じ本を読んでも感想が違う、同じ映画を見ても印象が違う。だからいいのですね。人間は自分の生き方だけを考えていても答えが出ないものです。他人の生き方に共感する。他人の生き方を応援する。このことを通して、人は初めて自分の生き方を考えることができるのです。一番身近な新しいクラスの仲間を大切にしてください。クラスの行事には積極的に参加してください。 2つめは、そのクラスで行われる授業です。 何のために学校で勉強するのか。それは、立派な人間になるためです。草木が広く深く根を張り、その先端から水分や養分をくみ上げるように、みなさんは学校で幅広く勉強しなければなりません。便宜上、科目に分けてありますが、松蔭高校の授業は全部で一つです。あの授業は大事、この授業は大事じゃないということはありません。新しいクラスで始まる授業を、どうか真剣な態度で受けて下さい。 3つめは部活動や生徒会活動です 自分が1年生の時の3年生から、自分が3年生の時の1年生まで、前後5年間にわたって、人間関係を作って学べ、さらに卒業してもずっと人とのつながりを持てる機会は、部活動や生徒会活動以外にはそうはありません。部活動や生徒会活動は松蔭の宝です。大切にしてください。  校舎も教室も、そこで行われる様々な教育活動も、多くの先輩から後輩へと大切に引き継がれてきたものばかりです。刻まれた歴史の重みを感じながら全ての生徒・教職員が松蔭高校の一員として誇りと責任を感じながら今日も生き生きと学校生活を送っています。本校の今後の充実発展のためにも、このホームページをご覧になられた皆様方には、より一層の御理解と御支援を心よりお願い申し上げます。   

校長挨拶